国内だけでなく海外にも数多くあるFX業者。
なんとなく国内の方が安心そう、でも海外の方が稼げるって聞いたな、、、
そんな人向けに国内と海外のFX業者のスプレッドを比較してみます!!
実は国内業者、海外業者どちらにも大きなメリット、がありますよ!
スプレッドが広い海外業者、狭い国内業者
スプレッドは為替の売買価格の差です。
同じ条件の場合、スプレッドが広ければ広いほど稼ぎづらく、逆に狭ければ狭いほど稼ぎやすくなります。
現在ほとんどの日本国内の業者が米ドル/円のスプレッドを0.3~2銭に設定しています。
海外業者のほとんどは1~4銭に設定しています。
国内業者の米ドル/円における最低スプレッドが0.3銭、海外の業者の平均的なスプレッドが2銭なのでその差は1.7銭。
これは1万通貨単位の取引を行った場合に170円の差になります。
海外業者のスプレッドが広い理由
普通に考えれば、スプレッドが狭い方を利用するのでここまで差は出ないはずです。
なぜ海外業者と国内業者でここまでスプレッドの差が出てくるのでしょう。
それは国内業者と海外業者の注文方式の主流の違いが関係してきます。
国内業者で主流な注文方式はOTC(DD)方式なのに対して、海外業者で主流な注文方式はNDD(ノー・ディーリング・デスク)方式です。
海外業者のNDD方式では投資家のオーダーで直接取引がされますが、国内業者のOTC方式では投資家のオーダーを仲介業者が一旦決済を行う呑みを行います。業者が一旦決済を行うので投資家が負けた場合仲介している国内業者の利益になります。
簡単に説明すると
NDD方式・・・仲介ディーラーなしで取引
OTC方式・・・取引に仲介ディーラーが入る
極端な話、国内業者の場合は投資家が負けたらお金が入るのでレバレッジは狭くても利益を上げられます。しかし海外業者の利益は取引手数料であるスプレッドしかないので多少高くなっているのです。
スプレッドの差があってもNDD方式の方が安心できる?
なぜ海外業者が国内業者よりスプレッドが広くなるか理解できたでしょうか?
OTC方式の場合投資家が勝てば勝つだけ業者はマイナスになり、逆に投資家が負ければ負けるだけ利益が出ます。なので本心としては取引はしてほしいが、負けてほしいと思っているのがOTC方式の業者です。
NDD方式の場合、投資家が勝っても負けても利益はスプレッドだけなので変わらないのですが長く利用してもらうためにもなるべく投資家に勝ってもらいたいですよね。
投資家の負けを願う業者より、勝ちを願う業者の方が取引では安心できます。スプレッドに差があったとしても海外業者も選択肢に加えてみてください。